FlutterでFirebaseAnalyticsを使う その1(iOS編)

Firebaseとは?

言わずもがなGoogleが提供しているサービス群。とても便利。避けては通れない道です。頑張りましょう。Firebase登録済み前提です。

(Firebaseにて)プロジェクトの追加

ここは特に難しい事はありません。また、このプロジェクトをルートにAndroidアプリとiOSアプリそれぞれのプロジェクトがぶら下がる様な構成になるので、共通したアプリ名の部分までで作成しておきましょう。

(Firebaseにて)パッケージの追加

基本的に難しい部分はありませんがハマりどころはあるので、しっかりとこのブログの文章を確認しながら行ってください。

まずはiOSから作成します。いずれにせよBundleIDは一緒なはずです。バンドルIDとはそのアプリ固有のIDのことで、実務では「ドメインを逆から記述+アプリ名」にすることがほとんどです。例:com.muchilog.hoge

自分はここでいきなりハマりましたが、flutterアプリはプロジェクトを作成する時にパラメータでバンドルIDを指定するそうです。後から変えようとしても内部的なところまで変更できません。潔くプロジェクトを作り直しましょう。

flutter create --org com.muchilog hogehoge

この様にすることで正しいバンドルIDを持ったプロジェクトを生成することができます。

GoogleService-info.plistの配置

Firebaseのサイトからダウンロードしたら一旦Finderで対象のプロジェクトを開き、
ios/Runner/Runner.xcodeproj をダブルクリックしてXcodeで開きます。
そしてXCodeの画面でRunnerフォルダ内にGoogleService-info.plistを配置します。

参考までにですが、このファイルを置く場所を間違っていると下記のエラーが出ますので注意。

*** First throw call stack: ( 
0 CoreFoundation 0x00007fff23e3de6e __exceptionPreprocess + 350 
1 libobjc.A.dylib 0x00007fff512539b2 objc_exception_throw + 48 
2 CoreFoundation 0x00007fff23e3dcac +[NSException raise:format:] + 188 
3 Runner 0x000000010abe1462 +[FIRApp configure] + 130 
4 Runner 0x000000010acb6459 -[FLTFirebaseAnalyticsPlugin init] + 217 
5 Runner 0x000000010acb629b +[FLTFirebaseAnalyticsPlugin registerWithRegistrar:] + 171 
6 Runner 0x000000010abdc6f3 +[GeneratedPluginRegistrant registerWithRegistry:] + 115 
7 Runner <…>

pubspec.yamlを編集

pubspec.yamlを開き、firebase関係のパッケージを追加します。

dependencies: 
flutter:
sdk: flutter
firebase_core:
firebase_analytics:

vsCodeであれば、保存すると自動でパッケージ更新が走ります。うまくいかない場合は、スペースの数や、_が-になってないかなど確認してください。

コード変更

なんと公式の設定情報ではコードサンプルがリンク切れで見れません。これが正しい方法なのかは分かりませんが、とりあえず標準の実装と思われるので載せておきます。

main.dartを開き、MyAppのクラス変数として

static FirebaseAnalytics analytics = FirebaseAnalytics(); 
static FirebaseAnalyticsObserver observer = FirebaseAnalyticsObserver(analytics: analytics);

を追加します。
また、MaterialAppの要素として、

navigatorObservers: <NavigatorObserver>[observer],

を追加します。これでデバッグを開始すると、firebase側で確認が取れるはずです。

次回はAndroid編

なかなか情報が無いですね。Googleさんもあまりこの辺りの情報は充実させていません。需要がないのでしょうか。しかも細かい情報が不足している部分もちらほら。次はAndroid編ですので、このまま流れで実装することをオススメします。。

(追記)更新しました。